身体美学Fhysical Aesthetics

■ 美学的女性評 2011年

マドンナ

2011年8月16日

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マリリン・モンローと思った人もいるかも知れない。
無理もない。演出はモンローの完全コピーだからだ。
彼女はモンローを女性美の理想と崇拝する。

金髪もモンロー同様本物ではない。
モンローのコピー演出は他にも多く見られる。
万事モンローのようになりたいという願望のなせる業。

だがスターとしての個性、実態はモンローと大きく違う。
モンローのような薄幸な運命は感じられない。
むしろまったく逆で、強靭な意思と体力で運命を切り開く。

鍛え抜いた体はモンローの曲線美とはかなり違う。
(モンローも体型維持のため、筋トレに熱心だった。)
だがモンローの再来の如くセックスシンボルを自認、公言して憚らない。

ステージ衣装も画像のように、露出度の高いものが多い。
ヌード写真集を出したこともある。
モンローも下積み時代に撮った全裸ヌード写真が残っている。
マドンナは大スターになってから全裸を世界にさらした。
(下積み時代もヌードモデルをしている。)

話題になったが、評価を下げても高めることはなかった。
大作映画「エビータ」の主演することになったときの話。
内容はアルゼンチン国民が聖母と敬愛する伝説の女性大統領の実録。

そこで宣伝をかねて同国を親善訪問した。
彼女を待っていたのは群衆の罵倒の嵐と石つぶて。
「お前のような下品な女が演じるのは耐えられない。」
あわてて逃げ帰るはめになった。

それでもめげることはない。信じる道を突き進む。
特別美女という訳でもない。歌の天才でもない。
露出度の高さで成功している訳ではもちろんない。
米国のショービジネスはそんなに甘くない。

彼女の輝きは歌とダンスの総合的パフォーマンス。
同時代のスター、マイケル・ジャクソンと共通する。
世紀は変わり、マイケルはすでに故人。
レディー・ガガなど新世紀のスターも登場している。
それでも彼女の時代は継続中。