顔の法則97The low of face 97

 ■ 顔の批評4  タモリ 明石家さんま ヒラリー・クリントン

タモリ 8/12(本文中は敬称略)

ビートたけしと並ぶ今を代表するタレントだが、両者の個性はまったく違う。
パンツをよく脱ぐという共通要素もあるが、違いの方がはるかに大きい。

トラブル、毒舌、卑猥な言動はたけしの方が目立って多い。
にも拘わらず好感度はたけしの方が高い。
たけしは好感度ランキングの常連、かたや抱かれたくない男などのランキングの常連。
トラブルも起こさずこれだけ活躍している氏が、なぜこれほど差をつけられるのか。

簡単に言えば個性の違いだが、映像メディアだけに容姿の影響も考えられる。
二人とも典型的な日本人体形、背は低く、立ち姿もよくはない。
そこまでは同じだが顔に差がある。

以前批評したようにたけしは貧相ではなく、時に哲学者の表情も見せる。
タモリもけっして不細工ではないが、風格は弱い。
トレードマークのサングラスもあまりおしゃれには見えない。

お笑いタレントでも抱かれたくない男に選ばれるのは自慢出来ることではない。
事実たけしをはじめ、抱かれたい男のランキングに出てくるお笑い系の人もいる。

才能は別としてその容姿、イメージは日本のおじさん世代の典型かも知れない。
氏をはじめ有能な人が多いだろうが、ダンディズムは弱い。
辛辣な批評になってしまったが、有名税だと思って諦めてもらいましょう。

明石家さんま 8/23(本文中は敬称略)

出っ歯なれどお笑い系では二枚目、トレンディードラマにも出る。
関西人の典型のようなキャラクター故か、日本人としては表情が豊か。
それ自体悪いことではない。評価をしたいところだが問題がある。

それは彼だけでなく日本人の表情の豊かな人によく見られる。
表情美が文化として成熟していないから、基本的な形が出来ていない。
つまり表情が大きいだけで、美の観点からは他の日本人と本質的に変わらない。
大きな笑顔をつくるが、大きく崩しているだけで美の要素はない。

不細工ではないだけに、彼の笑い方はいかにも日本人的。
それは関西人を代表しているとも、日本人を代表しているとも言える。

所ジョージにも共通するものがある。
氏も好感度の高いタレントだが、三枚目の顔をさらに崩して笑う。
日本では崩れた笑顔であっても、ほがらかさが感じられればよい笑顔なのだ。

この傾向は女性タレントにも見られる。
同じく好感度の高い山田邦子も、美形ではない顔をさらに崩して笑う。
さすがに女性だけにしばしば口を隠そうとはするが。

メディアの中心であるテレビだが、お笑いは大きな要素であり続けている。
お笑い系タレントのTVでの役割は大きい。彼らの顔、表情も文化を映している。

ヒラリー・クリントン 8/29

妻が表に出ない日本と違い、米国では夫の出世も左右するほど妻が問われる。
ましてや政治家ともなれば一層その役割は大きい。

ヒラリー・クリントン大統領夫人の存在感は、歴代の中でも群を抜いている。
専業主婦ではなくエリート弁護士というキャリアウーマンで美人。
夫が若くして大統領になれたのも、夫人の力が大きいと見られている。

美意識の発達した文化だけに、見栄えも重視される。
レーガン大統領のナンシー夫人は、高齢にも拘わらず夫の就任を機に整形手術した。
表情文化が発達しているだけに、ヒラリー夫人の水準も高い。
来日時も宮中晩餐会などにドレスアップして登場した彼女の存在感は抜群だった。

彼女の女としての価値を示すエピソードは多い。
ブラジルの下着メーカーが彼女のパンチラ写真を、広告に使うと発表した事もある。
(夫人が同国訪問の際、偶然撮られた写真。イスにかけた彼女を正面から激写?。)
さすがに実行はされなかったが、写真と共にニュースは世界中に流れた。

またインターネットでは彼女の合成ヌード写真が出回っている。
ダイアナ妃とともに悪いいたずらの格好の標的にされている。
さらに避暑地での水着姿を盗撮されたこともある。
本人にとっては迷惑千万な話だが、女性美を感じる人が多い証拠でもある。

日本でも若い頃の田中真紀子女史なら、そういう対象になったかも知れない。
でもファーストレディーにはまずそんな現象はありえないだろう。