顔の法則97The low of face 97

 ■ 顔の批評5  ヒロコ・グレース 小谷実可子

ヒロコ・グレース 11/14

彼女は名前が示すとおりハーフ。
ハーフの遺伝形態は両親の血が表れる場合と、片親だけ強く出る場合がある。

彼女の場合は白人の血が強く表れた例。東洋人の面影はあまり感じられない。
さらに名前の印象と相まって、ハーフというより純然たる白人に見える。
この点は大きな意味を持っている。

一時スーパー・アイドルとして芸能界に君臨した宮沢りえもハーフ。
彼女の場合はハーフであることが、あまり意識されなかった。
両親の血が適度?に混合、白人には見えにくいからだ。だが特長は継承。

足は長いし、顔は小さいし、目は大きいし、鼻筋はしっかりしている。
それが成功を収めた理由の一つに違いない。
もし白人の血が強く出ていたら、大成功は難しかったかも知れない。

どんなに美形であっても白人の容貌では、日本人には親近感が起きないのだ。
国内のスターには自分と同じモンゴロイド系の顔を無意識的に求めている。
その一方で欧米への憧れから、欧米スターの人気は高い。

欧米スターは雲の上の存在であり、国内のスターはもっと身近な存在なのだ。
欧米の白人スターには憧れるが、日本に帰属する白人には同じ現象が起こらない。
あくまで欧米を経由してこないと日本市場では成功しない。最大のポイントだ。

話が批評から外れてしまったので戻そう。
ヒロコ・グレースは顔立ちだけでなく、表情も欧米人型。
スタイルも抜群だが姿勢も完ぺき。立っても座っても美は一目瞭然。
知性や気品も感じられ、まさにグレース。

これだけ万事水準の高い人は、日本の芸能人には稀有だ。
しかし上記の理由によって、日本で大きな注目を浴びることはないだろう。
テレビで美しい笑顔を見せても、正当に評価されることは期待出来ない。

表情文化が未熟なため、悪くてもばれない反面、よくても認識してもらえない。
それだけに日本人として、素晴らしいものは素晴らしいと称賛したい。

小谷実可子 12/15

彼女で特筆すべきことは、その立ち姿の美しさ。
遠目にも一目りょう然で分かるほど際立っている。
彼女がイルカと泳ぐ美しいCMがあったが、それも立ち姿の延長線上にある。

上記のヒロコ・グレースと同水準。
つまり一流のモデル顔負け、スポーツ選手としては随一。
(他のシンクロの選手は彼女ほどではない。)
日本人で姿勢の美しい人として最高の見本。存在自体に意味がある。

では本題の表情はというと、これは意外なほど普通の日本人。
シンクロ〜は肉体で美を表現する点でバレエ等と根本は同じ。
意識は専ら肉体に向いていたのであろう。

均整のとれた体型、美しい姿勢、さらに身体能力も高いのだから本物。
ただその美のイメージは元を辿れば欧米文化。
それを見事に体現した彼女だが、表情に関しては普通の日本人のままである。