身体美学98-99Fhysical Aesthetics

 美学の精神1998年

1・男のたしなみ

本来男の仕事は体力が不可欠。その力強さが男らしさでもあった。
だが本来の構図が崩れつつある。
筋肉労働が減り、相対的に頭脳労働が増えてきた。

それに従い、頭脳労働に秀でている方が有利になりつつある。
運動選手でもない限り、体力の優秀さは絶対的価値ではなくなってきた。

ではこれからの時代を生きる男は、肉体は二の次でよいのだろうか?。
答えはもちろん違う、当然だ。
一番の理由は機能器官の発達が、健康の基礎であること。

第二の理由は文明が変化しても、変わらない男の役割があること。
いざという時、体力のない女子供を助けることである。

日本では犯罪の被害以外に、外敵から襲われる危険は少ない。
だが災害や事故、或いは日常的な雑事でも体力が必要な場面は必ずある。

物事は知識がないために悪い結果を招くことは多い。
同様に体力不足のために悪い結果を招くこともある。

溺れる子供を助けようとして大人も水死する事故は毎年のように起きる。
肉体能力が高ければ自分も死なずに済むし、子供も助けられる。
もっと日常的な事でも、男の力強さが周りを助けることは多々ありうる。

女は男を選ぶ時、身長よりも身体能力を考慮に入れるべきだ。
軟弱な男は当てに出来ない。
いざという時、逆に足を引っ張られるかも知れない。
最低限の体力、運動能力を維持することは男のたしなみだ。
(最低限とは自分の肉体能力の範囲内の意)

さらに第三の理由として、見栄えも機能の発達と関係あるからだ。
男の品格は体格や造作だけでは決まらない。
機能によって支えられる部分がある。

機能の発達、維持は日頃の積み重ねなので、まさに精神の表れ。
体力なくても、運動神経なくても、意志があれば出来る。