身体雑学1

自分が見えない女性?

太くないのに太目と自覚する女性が多い。
多くの人がそう感じているのではないか。
昨年某企業の調査結果でそれが実証された。
25000人対象の調査というから重みがある。

結果は20代では半数が自称肥満だという。
自称標準は四割。自称細めはわずか一割。
全体の9割が細いとは考えていない。

科学的に肥満度を測定すると実態は大違い。
自称肥満の8割もが普通か痩せ型だった。
自称標準の7割が実は痩せ型。
自称の比率と実態は逆だったという結論。
20代ほどではないが上の年齢層も大同小異。

欧米人の目に映る日本人は同調査と符合する。
日本人の印象として「細い」を上げる人は多い。
ただしこれは褒め言葉とは言えない。
彼らのイメージでは量感不足なのだ。
称賛ならミスユニバース等の成績に表れてる。

あるTV番組で外国人に印象を聞いていた。
来日中のオーストラリラの女子高校生たちに。
「日本の男性の印象は?」
彼女達は口を揃えて「貧弱で魅力ないわね。」

社交辞令を必要としない彼女達の正直な実感か。
ただ男の場合はほとんどそれを自覚している。
つまり自分の体格を正確に認識している。

女性特有と思えるこの現象は何を意味する?。
これだけ普遍性が高いと単なる偶然ではない。
精神構造に起因すると考えざるを得ない。

某TV番組で象徴的な場面があった。
出演者の体脂肪率を計るという場面。
スリムな自称肥満の某女優がつぶやいた。
「私高いだろうな。」
しかし機械は正直に低い数字を示す。
すると彼女、「この機械おかしい。」