身体雑学20

 ■ 身体美学の姉妹編、雑学的な内容

永遠の夢?玉の輿

女にとって玉の輿が夢であるのは古今東西を問わない。
神話やおとぎ話にも玉の輿的物語が多く見られる。

日本神話の代表例はやまたの大蛇の生け贄になるはずだった奇稲田姫。
大蛇を退治、命を救ってくれた須佐之男命と結ばれる。
出雲の国の王となった須佐之男は正妻、奇稲田姫を生涯愛する。

シンデレラや白雪姫もまさに玉の輿。これらの物語は人々の願望を表れ。
そしてこの夢物語が現実となった話も世界には数多い。

女帝エカテリーナ

世界にはスケールの大きい実話が数多い。
ロシアの女帝エカテリーナ1世は農民出身、当時の階級社会では奇跡的だ。
それも偶然街で見初められたといった単純なおとぎ話ではない。

幼くして生家が離散、牧師の養女となり長じてスウェーデン人と結婚。
戦乱がなければそのまま平凡な人生で終ったかも知れない。

だがロシアとの戦争に巻き込まれ、ロシアに連行される。
そしてロシアのさる貴族の妾となる。
さらに同貴族をつうじてピョートルの目にとまる。
皇帝に見初められた事によって、彼女の人生はさらに劇的な展開を遂げる。

皇帝の寵愛を受け、2女(2人とも後の女帝)をもうける。
そしてついには正妻となる。
下層階級の無教養な元人妻、元妾の女性が皇帝の正妻、奇跡の玉の輿だ。
彼女にはそれを乗り越えさせる魅力があったという事であろう。

因みに池田理代子女史の「女帝エカテリーナ」は2世がモデルであり別人。
2世は貴族階級の出身であり、玉の輿の性格は弱い。

主役は白人?

現代にも玉の輿は数多い。
日本でよく知られているのはモナコ王妃となった女優グレース・ケリー。
その後海運王、オナシス夫人となったケネディ米大統領未亡人等。

ただし彼女達は自身が元々有名人だった。
世界には無名の女性が玉の輿という典型的なパターンも少なくない。
そのシンデレラ達には明らかな特徴がある。

民族、国境を超えた世界的な夢物語の主役は、圧倒的に白人女性が多い。
世界的な例を並べるだけでも、たちまちリストが出来るだろう。
まるで世界のブランド品のごとき観がある。

かつて米国では黒人男性が白人女性と結婚する事は許されなかった。
今は成功した黒人が白人を妻にする事がよくある。白人妻は成功の勲章?

だがその逆、成功した白人男性が黒人女性を妻にする事は少ない。
東洋人妻も同様。ただし皆無ではない。少ない中に有名な例がある。
ジョン・レノンと日本人、小野洋子女史との結婚である。
世界的有名人との結婚で、女史は世界で最も有名な日本女性となった。

欧米にはアジアの女性は男に対して従順、というイメージがある。
強い欧米女性に疲れた?欧米男性にはアジアの女性に憧れを持つ人達もいる。

彼らのためにアジア女性との縁談を仲介するビジネスもある。
だが多数派ではない。
上記のように成功した白人や黒人があえてアジア女性を選ぶという例は稀だ。

国際化が進み、今や世界中に日本人は進出している。
夢のような玉の輿になりうる機会が増えていることは間違いない。
はたして世界で今後日本人の玉の輿は増えるのだろうか。