身体美学 Fhysical Aesthetics

雑記帳 2001年7〜12月

■ 高視聴率「クローズアップ現代」 【12/3】

当番組の質の高さを当欄で称賛してきたが、視聴率は低いと考えていた。
魅力的な女性キャスターが番組の顔とは言え、基本的に硬派な内容だからだ。
ところが近頃、高視聴率を度々記録している。

先日は例のテロの実行犯のリーダー格と目される人物に焦点を当てていた。
実行犯の人物像に迫る番組が今までなかったからか、16%に迫る高視聴率。
当の人物は正義感の強い優秀な青年だった、らしい。
(これは十分想像できることだ。)

二日(日曜)のTBSの「報道特集」では、タリバンを特集していた。
その内容はこれまでの日本のマスコミ報道にはほとんどないものだった。
これまでは8〜9割くらいが国民を恐怖支配する悪の集団という捉え方。

以下は当番組の大筋。
同政権は首都掌握後、治安回復と難民救済に最大限の力を注いだ。
タリバン登場以前の内戦で、国内外に数百万人の難民が溢れていた。
タリバンの力だけではとても支えきれない。
国際社会の支援を期待したが、ほとんど無視された。

これは国連の難民高等弁務官だった緒方貞子女史の見解とも一致する。
彼女は当時現役弁務官、アフガン難民救済に奔走していた。
だが国際社会に無視された無念と怒りを、先日NHKの番組で吐露していた。

NGOとして長年当地で医療活動している中村哲医師の重い証言もある。
氏によると最大の悲劇は当時に起きていた。多くの難民が餓死や凍死をした。

厳しい環境下でタリバンを最も支援してくれたのが、「アルカイダ」だった。
空爆開始以来、当地で取材を続けている同番組の特派員の解説。
「タリバンはアルカイダに依存せざるを得なくなっていった。」

しかし同特派員も当初は、確かにタリバンを悪と決めつけていた。
恐らく取材を続けている内に、真実が見えてきたのではないか。

一方同日の日テレ「ザ独占サンデー」の記者は、相変わらずだ。
ブルカはタリバンが強制したものと単純に信じ込んでいるらしい。
タリバン以前は任意だったが、ブルカを着る女性は少なからず存在していた。

欧米のジャーナリストにこういう意見もあった。
バーミヤンの石仏破壊は、タリバンを認めない国際社会への復讐だった。
中村医師が言うように、最大の悲劇はタリバン以前にあった。
タリバンを元凶のごとく報道したマスコミの無知を具体的に告発してもいい。

■ 韓国マンガの美意識 【11/19】

マンガは日本が発達させた世界的な大衆芸術だ。
日本文化の影響力の強い東アジアでは、当然深く浸透している。
近年では自らマンガを生み出しつつあるようだ。

最近韓国のマンガが日本で出版された。
日本が輸出した文化があちらで定着し、ついに逆輸入するまでになった訳だ。
だが絵を見ても韓国製だとは分からない。誰もが日本のマンガだと思うだろう。

日本のマンガが確立した手法を、そっくり踏襲しているからだ。
人物の顔などもどこかで見たことある感じだ。
だが同じ東洋人だから似るということではなさそうだ。

日本マンガによく見られる妙に白人ぽい、国籍不明顔に似ているのだ。
日本まんがの美感覚も受け継いでいるからであろう。
欧米文化に追随する日本文化に追随する東アジア。
この文化の三重構造がマンガにも表れていることになる。

マンガ自体は純日本文化に近いのだが、美意識は純日本とは言えない。
アジアは日本を通して、欧米に染まるのだろうか。

欧米にも日本マンガに熱中する若者は少なくない。
だが今のところ、生み出すまでには至っていないようだ。
だが今後生まれる可能性もある。
もしそうなれば美意識の違いがどう表れるのか興味深い。

■ 自動車CMの現状 【11/10】

最近、国産自動車メーカーの白人モデルのCMをチェックしていた。
白人中心のCMを見かけたら、メーカー、車種名をメモしていたのだ。
その結果確認できただけでも、総数15(15車種)に及んだ。

主要国産メーカー全社が、主要車種に白人を起用している。
外車のCMは当然白人であり、日本人が起用されたものは見たことない。
それ以外では車中心で、人が登場しないCMもそこそこある。
つまり日本で日本人が登場する自動車CMは明らかに少数派だ。

画面を見ただけでは、国産なのか外車なのか見当もつかない。
おしゃれに見せるには、欧州の街並みで白人を乗せるしかない?。
確かに日本にはしゃれた街並みが少ないのは事実であろう。
古都、京都の景観も破壊されつつあると言うし。(詳しくないが)

それ以上に日本人モデルでは役不足なのか。
車自体は超一流なのに、日本人では安っぽく見えてしまう?。
白人に席巻された現状に、何も感じない日本人も鈍感?。

この流れが他の業界にも波及していったら、やがて白人の独壇場になる?。
自動車は基幹産業だけに影響力が大きい。(すでにその兆しは出ている。)
法則シリーズ・コンプレックス編で考察したことが益々鮮明になる?。

■ ロシアの花嫁 【10/24】

フィリピンの花嫁は日本をはじめ、世界各地に輸出されている。
(輸出と表現するのは好ましくないが、適当な表現がない。)

同じような現象がロシアにも見られる。
共産主義を捨てても経済的に成功していない国(男)を見限った女性達?。
国の男よりも、豊かな国に嫁ぐことを希望しているのだ。

ただしフィリピンの花嫁とは決定的に違う点がある。
ロシアの花嫁は国を捨てるからには、それなりの条件を求める。
ずばり言って金持ちであること。嫁不足の農村などは眼中にない。
実際ヨーロッパの富豪などが主な嫁ぎ先だ。いわゆる玉の輿的結婚。

したがって農村や庶民階級の男たちの希望の星は、フィリピンの花嫁になる。
人種差別のようにも感じるが、これが現実だ。

それとは関係ないが、興味深い調査結果がある。
「ロシアの女性は世界一美しいと思うか。」
とロシア人男性に質問したところ、七割がそう思うと答えたという。
「日本女性は世界一〜」と同じ質問を日本人男性にしたら結果やいかに。

筆者は秋田出身の人に、秋田は本当に美人が多いのか聞いたことがある。
「たいしたことないね。」彼は即座に否定した。

■ 狂牛病とエイズ 【10/17】

狂牛病もテーマとは関係ないが、大きな問題なのであえてふれる。
人々の関心はもっぱら安全かどうかである。
しかしこの問題は人間の罪、文明の罪が表面化したようにも思える。

草食動物に成長促進のため、肉や骨を食べさせる。
生命を経済原理だけで操作し、尊厳などあるとは考えていない。
文明の傲慢さが引き起こした病気であることは間違いない。
焼却される牛の死体の山は、アウシュビッツの光景にそっくりだ。

牛を農耕に使う人々の目には、さぞ恐ろしい光景に映るのでは。
彼らとって牛は大切な財産であり、食品ではない。

エイズウィルスも元は自然界の片隅で、宿主と共存していたらしい。
それを無神経な文明人が、文明社会に引きずり出したと言われている。
文明を過信していると、さらに想像を絶する病気が出現する可能性は高い。

■ 制作者の正義感の真実? 【10/1】

短い文章で重く大きなテーマを語ることは、誤解も招きやすい。
本来のテーマでないテロ問題はこれを最後にしたい。

最後は前回もふれたタリバン報道。
悪魔のようなタリバンの実態を映した映像を、民放各局が放送していた。
独自に入手した衝撃映像、タリバン支配の真実といった見出しがついていた。
だがその真実とは自分達が見たものではない。

独自に入手した貴重な映像とは、単に金を出して買っただけの代物だ。
世界にはマスコミに売るための映像を、体を張って撮るプロたちがいる。
彼らは真実というより、高く売れる映像を撮ることが目的だと言える。

テレビ局はみな衝撃的な映像をほしがる。
足元を見透かして、作り物の衝撃映像で大放送局を何度もだましたプロがいた。
なぜやすやすとだませたのか、彼はテレビの取材に対してこう語っていた。
「制作者が不勉強だからだ。でなければ簡単に見抜かれただろう。」

公開処刑などタリバンでなくてもやっている。
大半は紛争地域ならどこでもありうる映像だ。
日本人の目には恐ろしい映像に映るだろうが。

一方的な情報を元に、こちらの基準だけで物事を断定するのは傲慢だ。
批判する前にイスラム文化や、当地の複雑な内情を知るべきである。
彼らを悪魔と決めつけることは、まさに憎悪の連鎖しか生まない。

もちろん彼らがテロを後押しているなら、排除しなければならない。
ただしそれが事実で排除したとしても、残念ながらテロはなくならない。

タリバン政権下の当地は、少なくともポルポト政権下のカンボジアとは違う。
ポルポト軍による市民の大虐殺は、アウシュビッツ同様解放後に発覚した。
生き残った人々の証言から、土を掘り返したら膨大な白骨の山が出てきたのだ。

百万人以上の大虐殺をなぜ世界は気がつかなかったのか。
その時期には、ジャーナリストが誰も近づけなかったということだ。
タリバンを批判する人々の証言が簡単にとれるアフガンとはまったく違う。

制作者たちはタリバンの悪を暴いたつもりでいるのだろうか。
因みにTBS、フジテレビ、TV朝日がまさに上記の内容だった。
(当の番組のイスラムに対する無知はひどすぎる。)
日テレとテレビ東京は確認していない。恐らくしていないのだろう。

NHKでは「クローズアップ現代」で特集していたがこちらはさすが。
民放の内容とは雲泥の差。筆者が見た中では一番まともな内容だった。

■ かつての日本の立場? 【9/25】

そろそろ本来のテーマに戻りたいが、今少し続けたい。
すでに歴史的大事件であることは明白だから。

今回のテロは第二のパールハーバー?。
米本土が直接攻撃された事もあり、真珠湾攻撃に例える米国人は多い。
真珠湾の時も米国の反応は今回と同じだった。
卑怯で野蛮な国を、米国は絶対許さないと正義の怒りに燃えた。

結果原爆まで落とされた日本は、アングロサクソン連合に完全に屈伏。
とどめの東京裁判では、世界征服を企てた犯罪国家と断罪された。
日本はその呪縛から今だに逃れられないでいる。だが世界征服は濡れ衣だ。

米国が日本の息の根を止める経済封鎖をしたことは、まったく問われない。
それに住宅地への絨毯爆撃や、原爆は完全に市民への攻撃である。
今回のテロの首謀者は、米国と同じやり方で攻撃すると言っていた。
彼が原爆を米国の犯罪だと考えている可能性は高い。

もちろん今の状況と似ているだけで、同じだという気は毛頭ない。
筆者は反米感情を持っている訳でもない。
ただ今はタリバン政権が、悪魔のような狂信的集団と断じる報道が多い。
反タリバン派が正義の味方のような雰囲気になっている。

タリバン側からの情報がないだけに、本当に公正な報道なのか気になる。
日本人も彼らと同じようなイメージを持たれたことがあるだけに。
いや今でも日本は悪い国だから原爆を落とされた、と信じる人々はいる。

■ 激動の序曲、本番はこれから? 【9/19】

歴史的大事件の衝撃の余韻は今だ覚めやらない、という事でまだ続く。

ビルの崩壊に思わず「タイタニック号」を連想した。
ところが同じ連想をした人が、世界にもけっこういたらしい。
ロシアではそれをキーワードにした分析が、いくつも出ている。

米国は文明への挑戦と表現したが、これはテロの拡大解釈。
だが結果的に文明の脆さを暴いたのは確かだ。
崩壊する映像は時代の空気を一変させた、といっても過言ではない。

敵は共産主義より手ごわいかも知れない。
ベトナム戦争より厳しい戦いになるかも知れない。
しかしこの戦いは今唐突に始まった訳ではない。

遡ることふた昔前、イラン革命で最初の氷山の一角が現れた。
初のイスラム革命であり、親米政権はつぶれ、米国も追い出された。
イスラム革命の近隣諸国への波及を恐れた米国は、隣国イラクを支援。
軍事援助を受けたイラクは、イランと戦ったがやがて米国の敵となる。

米国はアフガンに侵攻したソ連に対抗して、イスラムゲリラも支援した。
そしてこちらもソ連を追い出した後、米国の敵に回る。
追い出されたソ連はまもまく崩壊、一応米国が冷戦に勝利した事になる。

唯一の超大国になった米国は、グローバリズムを進めようとする。
ところが遠くに見えていた氷山が、いきなりぶつかった。
水面下の氷山は想像以上に巨大なのかも知れない。

■ テロの時代の予感? 【9/15】

まだ本来のテーマに戻る気になれないので、続きである。

今度のテロの衝撃は、被害の大きさだけではない。
テロリストたちの行動力は恐るべきものがある。
死に向かって着実に準備を積み重ね、大胆かつ沈着に実行する。

個人を超越した大きな意志の力が働いているように感じられる。
そのすさまじいエネルギーは何を物語るのか。
今世紀がテロの時代であることを予感させる。

恐らく多くの日本人は、欧米を世界と感じているのではないか。
欧米一辺倒の日本人は、イスラム世界に対してはほとんど無知だ。
だがイスラムは歴史上も今も、世界を動かす強大な文明圏だ。

日本人がまず知るべきは、イスラム教自体が危険な宗教ではないこと。
さらにイスラム原理主義も、それ自体が危険な思想だという訳ではない。
ハマスやヒズボラといった原理主義組織も、本体はテロ集団ではない。
ただ原理主義者の中に、過激なグループが存在しているということだ。

原理主義とは要するに、イスラムの教えをもっと大切にしようという事。
中世では圧倒していた西欧に、近代になってからは完全に立場が逆転。
欧米化を防ぎ、イスラムのアイデンティティを守ろうという運動だ。
(欧米文化をやたらと真似する日本と、根本的に違う。)

原理主義は大きな広がりを見せているが、大半は穏健なものだ。
つまり教えや文化を守ろうという日常的な努力が主体。
だから一般的な原理主義者は、テロを支持しないであろう。
ただし欧米に対する意識は、共通していると考えられる。

麻薬やアルコール、凶悪犯罪やポルノが蔓延する堕落した文明。
さらに過去、植民地支配で多くの人民を苦しめてきた。
パレスチナ問題もある。
信者はすべて同胞とイスラム教徒は考えるが、欧米は人種差別もしてきた。
(米国のブラックムスリムは、黒人の公民権運動を支える力となった。)
欧米への反発の動機は数多く、それらが原理主義の原動力かも知れない。

首相はテロは許せないから米国を支援すると表明した。
米国を強く支持すれば、日本がテロの標的になる可能性も出てくる。
日本政府を支持する日本国民も標的になる。
日本にとっても厳しい時代が迫りつつある。

■ 絶句‥‥9.11 【9/12】

テロの衝撃で、予定していたネタなど到底書く気にはなれない。
当サイトが話題にする問題ではないが、他のことは吹っ飛んでしまった。

何しろ米国の安全保障、危機管理は日本よりはるかに徹底している。
テロも想像しうる限りの対策をしているはずだ。
にも拘わらず国防の牙城、国防総省がまともに攻撃された。
それだけ想像を絶する新しいテロの手法だった訳だ。

テロが新しい戦争の形態だとはかなり前から指摘されていた。
筆者は新世紀が太平でないことは確信していたが、それでも想像を絶する。

米国はこれまでも幾多のテロの標的にされてきた。
今回もテロの危険性を察知していたという。それでも防げなかった。
テロに絶対的な対策はないという事であろう。

特に日本は対外的なテロ対策などないに等しい。
テロへの対応は曖昧で、欧米諸国ほど確たる指針は持っていない。
ペルーで日本大使館がゲリラに占拠された時も、何もできなかった。
日本赤軍のハイジャックには完全に屈伏、欧米にはありえない対応した。
テロが起きないことを祈るしかない。

■ 最強のビジネスウーマン 【9/6】

HP(ヒューレッドパッカード)が、コンパックを買収、世界最大規模に。
日本では影響が少ないせいか、それほど注目されていない。
激動する米IT業界で、このドラマを演出したのは若き女性経営者。
HPの会長兼CEOのカーリー・フィオリーナ氏。

彼女は世界最強のビジネスウーマンとも言われている。
一昨年NHKの「クローズアップ現代」で独占インタビューが放送された。
最強?の彼女は若々しく、女性的な気品も漂わせていた。

国谷アナも気品がある。日米の美熟女の知的会話という趣だった。
金髪と黒髪が互いに引き立てあっているようにも見えた。

同番組は今年、アップルのCEOスティーブ・ジョブスの独占〜も放送した。
こちらも価値ある濃い内容だった。
でもこういう番組は値千金の情報が含まれていても、視聴率は低い。
スタッフの無念な思いは痛いほど分かる。(なぜ?想像におまかせ)

買収を発表するフィオリーナ氏の颯爽としたお姿は、なかなかりりしかった。
アップルのイベントで、基調講演するカリスマ、ジョブス氏を彷彿させる。
カリスマ的人物が割拠する業界で、今後の彼女の活躍を注目したい。

■ 世界陸上2001 【8/11】

今大会のヒロインと目されたマリオン・ジョーンズが番狂わせ?の敗北。
だが彼女が大一番で隙や弱みを見せたのは今回が初めてではない。
これで女版カール・ルイスにはなれないことが、はっきりしたと言える。
とは言っても名選手なのは事実、ルイスが偉大過ぎるのだ。

失礼ながら伝統的?に中長距離系には、美形な選手が少ない。
(往年の白人美人選手メアリー・デッカーの出現は衝撃的だった。)
スプリント系には、スーパーモデルのような体形の選手がごろごろいる。

スリランカのダルシャ選手(アジア大会二百m優勝)もその一人。
色が黒いので一見黒人に見えるが、白人系民族なので容貌は完全な白人。
美貌に美しい肢体、さらに走るフォームが芸術的に美しい。
だがさすがに世界の場では、強豪の中に埋もれてしまった。

世界水泳は白人大会だが、世界陸上は白人対黒人大会だ。
主な種目の主役はほとんどそのどちらか。
黒人の独壇場、スプリント系でも五輪に続き白人が勝った。
(M・ジョンソン引退、グリーン欠場の二百m)

それでも男子スプリント系は圧倒的に黒人優位。
だが女子はほとんど互角で、M・ジョーンズを破ったのも白人選手。
競泳のクロチコワ選手と同じウクライナの選手、本当にスラブ系は凄い。
はたして黒人の女子が弱いのか、それとも白人の女子が強いのか?。

東洋系で上位入賞は、現在日本以外ではほとんどない。
東南アジア諸国なども出場しているが、ほとんど予選落ち。
北京五輪決定の中国も、まだほとんど上位入賞はない。
陸上競技は最も基礎体力の差が、直接表れるからだと考えられる。

■ 世界水泳と世界柔道 【7/31】

マスコミの「史上最強〜」報道をやり玉に上げてきた手前、世界水泳にも注目。
結果は大体想像通りだった。開催国にも拘わらず、獲得メダルは銅4個。
強豪の欠場や他国の失格繰り上げ入賞を考慮すると、実質的にはさらに少ない。

シドニー五輪の銀メダリスト二人の内一人はすでに引退。
現役の中村選手も今回は個人でのメダルはなく、五輪がピークの可能性が高い。
引退した田島選手を寄せ付けなかったクロチコワ選手は、今大会も金金銀獲得。
スーパー美女ぶりを見せつけた。

スプリントの女王、デブルーイン選手は27才で今大会も他を寄せつけない。
彼女達のように、大きな大会で毎回優勝争いする事は日本人には難しいのだ。
14才で五輪優勝の岩崎選手も、二度活躍することはなかった。

世界水泳は結局欧米人の大会だ。主役はほとんど白人たち。
たまに手薄なところに、中国や日本が食い込む。冬季五輪と似た構造だ。
独占放送した民放も、イアン・ソープが頼みの綱だった。

残念なのは、高水準な表情美人がたくさんいるのに全然映されなかったこと。
クロチコワ選手もまったく素顔を見ることはできなかった。

柔道に変革が起きている。以前はこんなイメージがあった。
技の切れる正統派の日本選手。パワーとスピードでポイントを稼ぐ外人選手。

切れる技は日本の専売特許。こんな見方は通用しなくなってきた。
パワーもスピードも技もある選手が、世界中にひしめくようになってきた。
新興国の選手に日本選手が、一瞬の隙に投げ飛ばされることもある。

かかりそうもない半端な技の応酬は、はっきり言って見苦しい。
だが鋭い立ち技の応酬はスリリングで、この競技の新しい価値が見えてきた。

日本人の想像を超えて、ワールドスポーツに発展しつつある。
本場ヨーロッパでの柔道人気は、日本国内よりはるかに高い。
最近まで日本の強敵だった、韓国も世界で勝てなくなっている。

今度の世界柔道で、日本男子は金一個に終わった。
これを惨敗と考えるのは、もはや現実にそぐわない。
優勝ゼロでも不思議ではない時代が近づきつつある。
ただしこれは男子柔道の話で、歴史の浅い女子はまた状況が違う。

■ やはり欧米人?IOC新会長 【7/18】

有色人種初の会長に意欲を燃やしていた、韓国の金理事は会長選で惨敗。
ベルギー人のロゲ氏が圧勝した。やはり五輪は欧米人のもの?。
それはさておきロゲ氏はかっこいい。

元五輪選手で本業は著名な医師、さらに五カ国語を操るという。
文武両道の欧州貴族の伝統を彷彿させる。そのうえ長身でダンディーだ。
見栄えで選出された訳じゃないだろうけど、金氏には強敵だった。
有色人種が選出される時代が果たして来るのだろうか。