身体美学美学的女性評

オードリー・ヘプバーン

2010年9月11日

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映画の黄金時代を支えた女優の一人。
いいかえると女優が主役だった時代に輝きを放った。
すでに故人だが、未だ日本で不滅の人気を誇る。

おそらく古今東西の全女優の中で最大級だと考えられる。
若い世代にもファンは多い。
つまり時代を超えて生き続けている。

人気の秘密はいったい何なのか。
美貌でも肉体美でもない。
成功前の彼女はけっして目立つ美女ではなかった。
体型も華奢で肉感的な要素は乏しい。

その事実(自分を)を彼女自身よく知っていた。
彼女ほど身体的劣等感を多く強く持っていた大女優は希有だろう。
顔立ちにも体にも自信がなかった。

世紀の美女ならエリザベス・テーラー。
世紀のセックスシンボルといえばマリリン・モンロー。
彼女は世紀の妖精と称される。

そこに彼女の人気の核心が表れている。
それは表情からにじみ出る可憐さ。

彼女を発掘した監督の言葉にも表れている。
「彼女の魅力は肉体美の魅力を無意味にした。」

彼女はそれ故に身体美学表情編の美のモデルの代表でもある。
本編中に度々モデルとして登場する。
身体美学にとっても不滅のモデルであり教科書。
美とは、魅力とは何か、多くの示唆を与えてくれる。