身体美学的雑学Fhysical Aesthetics

おじさんの美意識

桐島洋子女史がかつて著書の中で書いていた。
米国で見かける日本人のヌードは見たくない。
戦争花嫁のなれの果てみたいで嫌な気分になる。
ましてや貧相な日本男性のヌードだけは御免。
(米国には男性ヌードが掲載される女性誌がある。)

日本国内では逆の現象が起きている。
白人男性のストリップショーが人気?らしい。
ダンサーはボディビルのような肉体美の持ち主。
少なくともショービジネスとして成立している。
温泉ホテルの白人女性ダンサーのショーに通じる?。

日本人男性でも同じように成り立つのだろうか。
今のところ日本人ダンサーは存在しないようだ。

日本でおじさんのイメージはあまりよくない。
若い女性たちにイメージを聞けば喜々として答える。
ださい、くさい、いやらしいと言った否定的な言葉を。
娘は自分の衣類が父のと一緒に洗濯されるのを拒む。

平均的な日本のおじさんは清潔なのに。
美意識が希薄で特に体に対してはほとんどない。
体を意識するのは健康問題くらい。

センスを磨くという意識も稀薄。
だらしない訳ではなく身だしなみはきちんとしている。
サラリーマンなど組織に生きる人は服装にも気を使う。
茶髪やピアス等には否定的だったりとポリシーはある。

ただおじさんのファッションは自己表現ではない。
集団と同質であること、常識やマナーを示す手段。
だから皆似たようなファッションになる。
センスが磨かれる余地がない。
清潔で身だしなみも綺麗だがダンディーではない。

最も多い弱点を上げると姿勢の悪さ。
姿勢は美意識を映す鏡なのだが。
政治家見てもいい人は少ない。
文化変革しない限り向上期待できそうにない。

桐島洋子女史は三児の母だが子供はハーフ。
父は白人、ただし日本人とも結婚歴あり。
名前が同じ小野洋子女子と似ている。