身体雑学1

欧米スポーツ文化

五輪は古代ギリシャの競技会がモデル。
古代の西洋文化を近代の西洋人が復活させた。
競技種目もその流れをくむ。

東洋が生んだ五輪種目は柔道などわずか。
冬季五輪にいたっては皆無。

競技の文化的本質など日本人の意識にない。
肉体的だけに文化など考えなくてもできる。
だが文化的本質と無縁では済まない。

競技の本質掴めないと壁を越えられない。
それが何かは下の分類を参考に。

強く美しく全能でありたい。
西欧人の根底にあるのは願望だ。

強くの意識を象徴する競技

陸上競技全般、速さを競う短距離。
持久力を競う長距離、瞬発力の投擲競技。
距離、高さの跳躍競技など。
古代オリンピアの競技もこれらの中にある。
槍投げや円盤投げの彫刻が今に残る。

その他
競泳、自転車、スピードスケート。
スキーのアルペン等、重量挙げ。
レスリングやボクシング等の格闘技。
また広義には球技もこの範疇に入る。
アイスホッケーなどが象徴的だ。

美しくを象徴する競技

体操、新体操、ボディビル、エアロビクス。
シンクロナイズドスイミング、飛び込み。
フィギアスケート、アイスダンス等々。

肉体的美意識なくして生まれない競技だ。

全能を象徴する競技

十種競技、近代五種、トライアスロン等。

十種競技の勝者はキング・オブ・スポーツマン。
スポーツ選手の最高峰の称号が与えられる。
肉体の理想の体現者だからである。
欧米人にとっては現代のヘラクレスか。

スポーツは大半が西欧文明の産物と実感する。
その肉体観、美意識が強く反映されている。