身体美学雑記帳2002

トヨタの広告、白人起用に批判 【12/17】

マレーシアでトヨタの広告に同国政府筋が批判。
広告モデルに白人を起用していたからだ。
情報副大臣が強い口調で糾弾した。
「アジア人向けなのになぜアジア人使わない。
こうした広告はアジア人に劣等感植えつける。」

批判受けてトヨタは今後使わないと発表。
使用契約期限が過ぎたからと釈明付きで。
報じた某紙記者は根底に反米感情があると分析。
記事では言いがかりとも表現していた。

なら問いたい。
白人だらけの日本のCMが自然なことなのか。
白人がどう思うか考えたことあるのか。
欧米でアジア人が起用されることがあるのか。
この状況に何も感じない感性がまともなのか。

かつてアジアの大半は欧米に植民地支配された。
過酷な支配だったことは言うまでもない。
単純に欧米文化を真似しないのは当然かも。

今年のベストアスリートは清水宏保 【12/22】

柔道以外で世界の頂点に立つ唯一の日本選手。
ソルトレーク五輪で腰痛と戦いながら銀メダル獲得。
運に恵まれなかったが優勝にあと一歩まで迫った。
柔道以外で二大会連続優勝争いを演じるのもすごい。

勝負強さで外国選手を圧倒している。
彼の最大のライバルはプレッシャーに負けて自滅。
日本選手でも威圧感を感じることがあるという。
彼の戦いはまだ終わっていない。
これからも注目していきたい。

今年は野球とサッカーが大きな注目を浴びた。
だが野球は五輪では廃止されるかも知れない。
野球が世界的競技ではないからだ。
米国はサッカーを軽視、欧州は野球を軽視する。
欧州で普及しないと復活は難しい。

今年のベストCMはラックス 【12/18】

女性美を表現したCMではラックスがベスト。
米女優アン・ハサウェイの船上編だ。
演出も洗練、彼女の魅力が存分に生かされてる。
テイジンも素晴らしかったが見たのは一回のみ。
見たくもないCMが多いのにもったいない限り。

日本製CMにもいいのはたくさんあるだろう。
美を表現したもので記憶に残るのは少ない。
いいかえると見たいと感じるのはまれ。

日本企業が洗練されたCM考えると白人になる?。
テイジンのCMもその可能性が高い。

技術的な問題というより文化的な問題だ。
実際上記のCMなどとはかなり落差がある。
日本の制作者にも頑張ってもらいたい。

広まる?日本マンガの美意識 【12/4】

美と言えば欧米から影響受けることが多い。
そんな中で例外的な現象もある。
日本で発達した大衆芸術、マンガの美意識だ。
マンガ的な美の描写が世界に影響を与えている。

浮世絵が欧米絵画に影響与えたのと似ている。
特徴はデフォルメされ、現実感のない顔だ。
欧米人には斬新に映るのかも知れない。
写実的な欧米のマンガと大きく異なる。
浮世絵同様画期的ではある。

韓国のマンガはほぼ日本マンガを踏襲。
欧米で同じことが起こるかは分からない。
浮世絵ほどの影響力はないかも知れない。
世界的普遍性があるか今後明らかになる。

スポーツ選手知名度調査第二弾 【11/18】

検索調査したスポーツ選手は田村選手他十人ほど。
その中には往年のジャネット・リン選手も。
結果は田村選手と逆の意味で驚くべきもの。

メディアから消えて久しい遠い過去の人。
しかも外国人、なのにヒット数6000件台だった。
日本選手でもこんな高い数字出す人は稀だろう。
同競技で最高の実績持つ伊藤みどりは4000件台。

芸能アイドルですらいないかも知れない。
同時代とおぼしき過去のアイドル検索してみた。
天地真理と南沙織の二人だが共に5000件台。

リン選手が日本人に鮮烈な印象を残した証。
高い数字は思い出の中に生きていることを示す。

評価も欧米頼み? 【10/13】

一気に日本人二人がノーベル賞受賞の快挙。
特に田中氏がユニークだ。
無名の会社員で権威的な肩書きがない。
日本社会では考えられない。

優れた研究でも実績がないと評価されない。
欧米で評価されて初めて価値に気づく。
それもあらゆる分野で。

日本のバイヤーがパリに服飾品を仕入れに行く。
仕入れたものが実は日本の無名のデザイナー作品。
何のことはない。日本で手に入るのだ。

主体的な判断能力が低いとしか考えられない。
だから過去の実績や肩書きで判断する。
集団主義で横並び意識の強い体質の弱点か。

百才!リーフェンシュタール 【8/23】

レニ・リーフェンシュタールがついに百才。
美人は薄命ではなく長命だと証明した。
91才で来日した時はまだ美貌健在だった。
今はさすがにその面影も薄くなった。
しかし今なお女を忘れていない。

百歳記念の記者会見でもドレスアップしていた。
日本なら老婆と言われる年齢だが。
頭脳も明瞭でまったくボケていない。
20世紀を代表する才色兼備のレジェンドだ。

白人支配に風穴?ウィリアムズ姉妹 【7/13】

黒人が進出していないスポーツは依然多い。
テニスもその一つだが過去形になりつつある。
二人の姉妹がテニス界を席巻している。
ビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹

抜群の身体能力で白人選手達寄せつけない。
決勝戦が姉妹の対決になる大会が続出。
アイドル候補の白人選手はけちらされる?。
白人中心のテニス界にとっては由々しき事態。

F1がホンダに席巻されたときと似ている。
異人種の挑戦に欧州人が顔色をなくした。
ホンダのターボエンジンに歯が立たない。
彼らはやむなくターボを禁止にした。

ウィリアムズ姉妹にそんな手は使えない。
姉妹の活躍は一つの革命。
黒人の進出が進めば他の競技も起こりうる。