身体美学雑記帳2004

動物はみんな立つ? 【6/13】

地を這うのが基本のは虫類でも立つ種がある。
ほ乳類では全然珍しくない。
大半の種が立とうと思えば立てる。
にも拘らず立つレッサーパンダが注目の的。
海外にまで飛び火している。

では話題にするほどの価値はないのか。
話題になったのはやはりそれなりの理由がある。
ミーアキャットが立っても話題にはならない。
立つことが生態だから。

レッサーパンダも皆立つことはできる。
しかし自然な体勢ではなく無理をしてる状態。
だから安定的に維持することができない。
不完全な直立で安定しないのが普通の姿。

しかし話題の子は綺麗に安定的に直立できた。
それがファンの間で評判になった。
評判を知ったマスコミが立つ〜が人気と報道。
人気に火がついた経緯だ。

報道で綺麗に立つが単に立つに単純化された。
だから立ちさえすれば観客は満足した。
結果便乗組が続々登場。
うちの子も立つよ、と各動物園が。
みんな立つのだから当然だ。

動物も綺麗に立つとスターになる?。
直立しない種でも綺麗な姿勢がありうる。
姿勢の原理は重力との調和であり動物共通。

環境大臣の脚線美? 【6/01】

小池百合子環境大臣一面の新聞広告で美を披露?。
元々ミニスカート売りにしてただけにスカート短め。
脚線を意識したポーズでモデルを演じている。
はたしてその水準やいかに。

プロのモデルでないことを考えれば合格点。
ダンディズム乏しい男性政治家よりは華やか。
女性だからできる演出ではあるが。

政治家の女性美といえば山口淑子が歴代最高峰。
元々往年の大女優だけに常に美の演出完ぺき。
他が低すぎる?か知らないが突出していた。

ただ彼女は大臣という要職にはついていない。
また時代の違いか、脚線も披露していない。
ただし体の曲線美は披露していた。
実年齢が想像できないくらいに。

大臣もメディアで活躍した人だが芸能人ではない。
芸能人ならぬ大臣の脚線披露は画期的ではある。
それも国内だけの話ではない。
ライス米国務長官もやっていないはず。
大臣はアラビア語ができる稀有な日本人でもある。

マスコミのリンチ 【5/07】

犯罪者はしっかり人権が保護される。
カメラの前に引き出されることもない。
罵倒されたり謝罪を求められることもない。

企業が事故を起こすと人権は無視される。
責任者をカメラの前に引きずり出す。
針のむしろに座らせる。
ほぼ市中引き回しの刑に近い。

企業が悪質ならば糾弾されなければならない。
悪質であれば刑事罰を受けるのも当然。
しかしそれは司法がやるべきこと。
マスコミがやるのは集団リンチだ。
原因が分かる前から犯罪者扱いするのも同じ。

鳥インフルエンザが大規模な養鶏場で発生。
その対応を誤ったと経営者が糾弾された。
記者会見でマスコミの集中砲火を浴びた。
同会長は数日後妻とともに自殺した。

JRの大事故でも当事者は集中砲火を浴びた。
それに対して反対の意見もあった。
怠慢はJRだけでなく社会全体の問題でもある。

社会保険庁の腐敗など怠慢極まりない。
だが人命には関わらないから見過ごされてきた。