バーブラ・ストライサンド
2011年10月11日
今や飛ぶ鳥を落とす勢いのレディー・ガガ。
彼女が目標としたマドンナも今だ活躍が続く。
それでもまだバーブラには及ばない。
実力でも実績でもバーブラこそ米国を代表するエンターティナー。
歌手としての実績でも並ぶ者がいない。
あらゆるメジャーな賞を数多く受賞している。
歌だけでも聞くものを圧倒する力がある。
だからステージでも歌以外のパフォーマンスはない。
といって踊れない訳ではない。
ミュージカル女優としても一流。
さらに女優としても多くの作品で実績を残している。
それも単なる女優としてだけではない。
主題曲、製作、監督までこなしたりする。
女優の時代が終焉しつつあった時代に際立った存在感を発揮。
だが彼女に美女という評価はない。確かに微妙なところ。
本人も容姿に価値はないと自覚していた。
しかし特徴的な大きな鼻を整形することなく、むしろ誇示。
これが私の顔なんだと開き直っているかごとく。
あくまで芸で勝負するという精神が感じられる。
事実彼女の成功はすべて芸の力。
その自信故か表情に風格さえ感じさせる。
誰が何と言おうと我が道を突き進む。
強い信念、自我で成功を勝ち取ってきた。
その個性故に強い女の象徴として時代を駆け抜けた。
それ故か人格に対する悪評も多い。
何でもかんでも自我を押し通す女だと。
彼女は男なら逆に仕事の鬼と評価されただろうと反論。
さらに本当の自分はシャイな小心者だという。
伝え聞く悪女ぶりからは信じ難い話だが。
さりとてそれを払拭するためのいい訳とも思えない。
事実ならば他人の評判とこれほど違う人も珍しいかも。
具体的に実例も告白している。
ちょっとしたことで驚いて失禁することがあるという。
さらに人前で歌うことは基本的に苦手だと。
今でも少人数の前で歌うことも恥ずかしくていやだと。
ならばなぜステージの上の歌えるのか、当然の疑問だ。
本人によると客席は暗く、客の顔が見えないからだという。
世間には人前で歌いたいという人が少なくないが。
人の真実は印象、評判では分からない。