身体美学Fhysical Aesthetics

■ 美学的女性評 2012年

グレタ・ガルボ

2012年5月11日

映画の黄金時代の幕開けを飾った美人女優。
大きな銀幕に映る神秘と言われた美貌で観客を魅了。
時代を映す美の象徴として一世を風靡。

光学機器の発達は映画と同時に写真も進化。
芸術表現の一つとして確立された。
絵画よりリアルに女性美を表現するグラビアのモデル。
彼女の美はその需要にも応えた。

芸術的グラビアの先がけと言える作品を多く残している。
現代でも一級品の水準である。下の画像はそのほんの一部。
今時の日本のその筋のアイドル?の写真集よりは芸術的か。

芸術性追求したブラビア
マタハリの衣装 陰影のある顔アップ
芸術性顔アップ

ハリウッド女優として世界的名声を得たが、米国人ではない。
スウェーデンで生まれ育った純粋のスウェーデン人。
つまりスウェーデンが生んだ世界的スター。
戦後の世界的ポップスターのアバに勝るとも劣らない。

だが彼女の美の輝きは長くは続かなかった。
無声映画からトーキーに変わる過渡期に存在感を発揮。
映画はいよいよ黄金時代に入っていく。
しかし彼女は時代の流れについていくことができなかった。

時代は早くも神秘的美貌を必要としなくなっていた。
三十代半ばを最後に表舞台から消える。
いっときは復帰を目指したが時代は後戻りしない。

晩年は社会との関わりも断ち、ひっそりと暮らす。
一時代を築いた女優としては淋しい幕引きだった。
ただそれ故に彼女の美の伝説だけが今日に残る。
マリリン・モンローと似たパターンだ。

成功は彼女をはたして幸せにしたのか。
美貌は彼女にどれほど自信を与えたのか。
美とは女にとって何なのか。
彼女の人生は図らずも答えを体現している。