身体美学美学的女性評

キャサリン妃2015/1

おそらく世界一有名な妃だ。
かつて世界的フィーバーを起こした妃の夫の母と同様に。
日本でもその名や顔を知る人は少なくないだろう。
しかし高名さは彼女の存在感によるものではない。 
英王室の妃であることが最大の理由。

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欧州には中世からの貴族社会、文化がある。
近代化の過程で淘汰もされたが、健在な王室も多い。
中でも女王陛下の大英帝国は、近代文明の頂点に立つ。
七つの海を支配し、パックスブリタニカを成立させる。

21世紀の今は往時から大きく衰退。
先進国の一つに過ぎないが、栄華の残影は今も残る。
盟主の座を引き継いだ米国とは兄弟関係。
支配層は同じ血統であるアングロサクソン。

されど新興国家の米国に王室はない。
絢爛たる伝統、格式を持つ貴族文化が。
名門ケネディ家は貴族的セレブなれど、本物ではない。

貴族、王室といえば欧州。
中でも栄華、権威において最大級なのが英国。
よって欧米のメディアの注目度も最大級。

キャサリン妃はその王室の華やかさ、美の象徴。
夫の母同様、夫の王子より注目度が高い。
しかしあくまで妃であることが注目理由。
単なる美女なら他にいくらでもいる。

欧米のメディアが注目するから世界的に高名なのだ。
欧米が注目しなければそうならない。
欧州には他も王室が少なくない。

中東やアジアにも王室、王族はある。
だが英王室ほど知名度の高い例はない。
日本人もそれ以外の王室を知る人は少ないはず。

日本の皇室は歴史、伝統の深さにおいて世界でも随一。
人類社会でも稀有な それでも知名度は英王室に遠く及ばない。
結局欧米の文化支配の反映ということだろう。

日本の皇太子妃は、元スーパーエリート。
海外生活豊富な帰国子女で、語学堪能、教養抜群。
皇室外交にうってつけの人材。
にもかかわらず残念ながら生かされていない。

夫の母であるダイアナは、世界中で旋風を起こした。
だが結局離婚し、王室から離れた後事故死。
王室の注目度は高めたが、名誉には貢献しなかった。

キャサリン妃はおおむね順風な結婚生活。
ただ早々にトップレス姿を盗撮され、暴露された。
別な意味で注目度を高めた。
はたしてこれから名誉に貢献できるのだろうか。